ミノキシジルで早く伸びないか期待している人

AGAに対して効果があり発毛成分としても注目を浴びているミノキシジル。

数々の臨床試験結果からミノキシジルに発毛作用があることはもはや疑いようがありません。

では、髪の毛を早く伸ばす目的では有効なのでしょうか?

というのも、薄毛に悩みを持っていると「髪をもっと伸ばしたい…早く伸ばしたい」と考える人も多くいらっしゃるからです。

もしかしたら今のあなたもそんな期待をもっておられたかもしれませんね。

この記事では発毛成分のミノキシジルで髪が伸びるスピードを早くすることが可能なのかどうかわかりやすく解説していきます。

ミノキシジルの作用機序からわかる髪への作用

ミノキシジルがどうやって発毛を促しているのかご存知でしょうか?

ミノキシジルが発毛に有効とされているのは血管拡張作用を持っているためです。

この血管拡張作用により「毛母細胞」活性化の面で優れた効果を発揮します。

毛母細胞というのは毛を作る細胞のこと。毛の本体と周囲の構造を合わせて「毛皮」と呼ぶのですが、その根元を「毛乳頭」といい、毛乳頭の周囲に毛母細胞のある毛母体が存在します。

毛母細胞は毛乳頭からの指示で分裂を繰り返し、次第に硬質化・角質化することで毛になっていくのです。毛母細胞を活性化させれば、そのまま毛を生やすことにつながるというわけですね。

ミノキシジルの作用:

  • ミノキシジルは毛母細胞を活性化させることで髪を伸ばす

毛の元となる細胞そのものを活性化するわけですから、髪の成長を促すのがミノキシジルの作用といえます。ですので、髪を生やすことに留まらず、早く伸ばす面で助けとなるのも間違いありません。

ただし、注意しなければならない点がひとつあります。

それはミノキシジルを使ったからといって当日からすぐに髪の成長が早くなったりはしないということです。血管拡張作用によって血流を良くし、細胞の成長を促すのですから、育つために一定の時間はどうしても必要になります。

注意:

  • ミノキシジルの作用で髪が伸びるまでには一定期間が必要

どの程度の期間を見ておくべきなのかについてはミノキシジルの配合量によって異なるため、製品の添付文書をよく確認しましょう。

通常の「リアップ」や女性用のリアップ「リアップリジェンヌ」であれば、ミノキシジル1%配合なので最低6ヶ月。ミノキシジル5%配合の「リアップX5プラス」や「リアップX5」なら期間が最低4ヶ月〜になっています。

リアップシリーズのミノキシジル配合量は以下の通りです。

  • リアップX5プラス ・・・ 5%
  • リアップX5 ・・・ 5%
  • リアッププラス ・・・ 1%
  • リアップジェット ・・・ 1%
  • リアップ ・・・ 1%
  • リアップリジェンヌ ・・・ 1%

このように、使用している製品によってミノキシジルの配合量は変わるため、それぞれ髪の毛が発毛して伸びるまでの目安も変わってくることを覚えておきましょう。

参考

  • リアップX5プラス|大正製薬株式会社
  • リアップリジェンヌ|大正製薬株式会社
  • 発毛剤・育毛剤 「リアップ」シリーズ | 大正製薬

少しでも早く髪を伸ばしたい場合

とはいえ、少しでも早く髪を伸ばしたいと思うのが当然ですよね。

ミノキシジルを使っているだけではどうしても髪が伸びるペースが遅いと感じるようなら、違う面からもアプローチを行ってみましょう。

髪が伸びない、あるいは伸びにくい原因は様々ですが、男性やFAGAにかかっている女性の場合はDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンが影響して髪の成長力が弱くなっているケースがあります。

「DHT(ジヒドロテストステロン)」とは?

DHTは「活性型男性ホルモン」に分類されます。

そして、DHTについて理解する上で鍵になるのが「テストステロン」という男性ホルモンです。テストステロンは男性でも女性でも体内に持っていて、通常は髪の成長に悪影響を及ぼすことはありません。

しかし、テストステロンは「5α還元酵素(5αリダクターゼ)」という酵素と結びつくことでDHT(ジヒドロテストステロン)へと変化します。

POINT:

  • テストステロン+5α還元酵素→ジヒドロテストステロン

この活性型の男性ホルモンDHTは髪の毛を作る元となる毛母細胞の働きを妨げ、発毛・育毛を邪魔して薄毛を進行させる原因になってしまうのです。

DHTの影響でAGAになった毛髪サイクルのイメージ

テストステロンは加齢によって減少することが知られており、男性なら20歳前後で生成のピークを迎えます。

さらに問題なのが、テストステロンが不足するとそれを補うために5α還元酵素との結合が進んでしまう点にあります。テストステロンの減少は体力や精力の衰えを意味すると同時に、薄毛の引き金にもなるのです。

でもこれは逆に言うと、テストステロンを減少させないようにすれば健康を維持し、DHTの生成を防ぐことができるわけです。DHTの抑制は髪の成長を促すことにつながります。

髪を早く伸ばす2つのポイント

そこで、早く髪を伸ばしたい時に重要な2つの点に注目しましょう。

早く髪を伸ばすためのポイント:

  • 5α還元酵素を抑制しDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を防ぐ
  • テストステロンの減少を防ぐ・増加を促す

まず5α還元酵素がテストステロンと結びつくことを防ぐには、AGAクリニックで処方してもらえる「プロペシア」という薬を使う方法があります。

AGA治療について調べているとよく目にする「フィナステリド」はプロペシアの成分で、5α-還元酵素の阻害作用を持っています。テストステロンが代謝され、DHTになる過程をブロックすることで生成を防ぐことができるのです。

フィナステリドの作用:

  • フィナステリドが5α-還元酵素との結合を阻止しDHTの生成を防ぐ

また、ミノキシジルの使用やプロペシアの服用とあわせて見直したいのが生活習慣です。

テストステロンの減少や5α還元酵素の抑制には、加齢の他にも食習慣や睡眠時間、運動が深く関わっています。

食事なら亜鉛やイソフラボンを摂ることで5α還元酵素の抑制効果が得られます。亜鉛、イソフラボンが含まれた食品を積極的にレシピに組み込んだり、サプリメントで補うようにすると良いでしょう。

睡眠時間はテストステロンの増加に大きく影響し、2日間徹夜すればテストステロンの増加が止まるとまでいわれています。毎日十分な睡眠時間を確保することが理想的です。そして、適度な運動で身体を動かすことでテストステロンの増加を促すことができます。

生活習慣で意識すべきこと:

  • 亜鉛やイソフラボンを摂取する ・・・ 5α還元酵素を抑制
  • 睡眠時間を十分に確保する ・・・ テストステロンの増加
  • 適度な運動をする ・・・ テストステロンの増加

ちなみに、AGA治療にはフィナステリドとは違う「デュタステリド」という成分が利用されることもあります。代表的なデュタステリド配合製品としては「ザガーロ」を挙げることができます。

このデュタステリドもまた5α還元酵素に影響する成分ですが、効果の範囲が異なっています。フィナステリドは「Ⅰ型5α-還元酵素」の阻害を行うのに対して、デュタステリドは「Ⅰ型5α-還元酵素」「Ⅱ型5α-還元酵素」の両方に阻害効果があります。

フィナステリドとデュタステリドの臨床試験結果では、フィナステリドで血清DHT値が73%減少した一方で、デュタステリドでは血清DHT値が92%減少したとされています。

ただし、デュタステリドの方が副作用も強いことには注意が必要です。特にフィナステリドやデュタステリドの副作用で影響が出るのは性機能に関わる部分であり、女性は使用してはならない成分だということは覚えておかなければなりません。

参考:

  • 日本皮膚科学会ガイドライン 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

クリニックを利用すれば髪を早く伸ばす適切なメニューがわかる

これまで見てきたように、ミノキシジル単体でも髪を早く伸ばす作用があることは明らかです。

さらに、DHTの生成を抑えて髪が伸びにくくなっている原因を取り除くことができるなら、より早く伸ばせるようにもなるでしょう。ですが、「どれが最も効果的なのか」で悩んだり、「どの組み合わせならより高い効果が見込めるのか」がわからない場面も出てきます。

そのようなときにおすすめしたいのがクリニックの利用です。

クリニックでは診察時に詳細な頭皮チェックを行ってくれます。

毛根や頭皮の状態を正確に把握しているからこそ適切な治療法を提案してもらえますし、薄毛治療を専門に扱うクリニックなら無料カウンセリングも行っています。

また、AGA治療にはミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドなどの投薬治療以外にも、自毛植毛といった手段もあります。早く髪を伸ばすにはどうしたら良いのか、多様な選択肢の中から最も効果的な方法を提案してもらえるのは大変心強いのではないでしょうか。

期待通りに髪が生えてきたかどうかについても、クリニックに通っているなら客観的な視点からチェックしてもらうことが可能です。

そして、クリニックの利用をお勧めするもうひとつの理由が安全な発毛・育毛ができるためです。

治療の開始時には血液検査も実施するので、使用する薬で健康への影響があるかどうか医師の判断を仰げます。何か副作用が発生するなど、異常が出たならすぐに診てもらうことも可能です。

ミノキシジルもフィナステリドも元は医薬品の成分ですから、身体の健康状態をチェックすることは非常に大切ですね。

最近では個人輸入代行業者を利用すればクリニックで処方してもらわなくてもAGA治療薬を入手できます。しかし、個人輸入ではどの薬を選ぶべきなのか、配合量をどうすべきか、明確な基準が存在しません。

そのため、クリニックで問診や検査を受けておいた方が安心して治療を進めることができるわけです。

そして今回ご紹介したミノキシジルで髪を早く伸ばす方法は、髪に悩みを抱える方全てに漏れなく適用されるとは限りません。

早く髪を伸ばす方法は人によって違い、それぞれに合った方法がありますので、一人一人の症状に最適なメニューを知ることを大切にしてください。ミノキシジルのみを使うのか、別の方法と併用すべきなのかはあなたの頭皮の状態次第です。

自分の髪の毛の状態を正しく把握するために診察を受け、十分に検討を行ってから正しい方法で育毛していくことが賢明な選択です。

ミノキシジルM字ハゲ治療症例

[治療内容]ヘアメディカルのミノキシジル外用剤・AGA治療薬等の処方
[治療費用]15000〜32,000円以内(税別)
[副作用]頭皮のかゆみ、性欲減退、肝機能障害などの可能性

 

【ミノキシジルの病院】
 病院名 場所 プロペシア
1ヶ月分料金
ミノキシジル外用
1ヶ月分料金
AGAスキンクリニック 全国 初回4200円 14000円〜
7000円
AGAヘアクリニック 秋葉原 7500円 13000円〜
湘南美容クリニック 全国 4200円 5832円〜
6500円
ヘアメディカル 東京・大阪・名古屋・福岡 6500円 15000円〜
イースト駅前クリニック 全国13院 5950円 5500円〜

 

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